Archive & Style・坂田真彦さんと紡ぐ 魅惑のコラボレーション【vol.1】

90年代に巻き起こった空前の古着ブーム。
あれから約30年、再び古着は高騰。
当時を知る大人たちから10代&20代といった若者まで、
世代を超えて人気が再燃しています。

そんなヴィンテージウェアを知り尽くした
日本屈指のクリエイディブディレクター・坂田真彦さん。
弊社ではレーベルをまたぎ、BIOTOPとWILD LIFE TAILORで
坂田さんが主宰するデザインスタジオ「Archive & Style(アーカイブ&スタイル)」
との別注コレクションをリリースし、いずれも好評を博しています。

そこで今回は坂田さんをスペシャルゲストに迎え、
バイヤー溝渕とともにその魅力に迫ります。

BIOTOPとのコラボTシャツで実現した Archive & Styleが醸す唯一無二の世界観

右/Archive & Style代表・坂田真彦さん
左/バイヤー溝渕
2019年、「Archive & Style」との取り組みはBIOTOPとコラボTシャツからスタートしました。

溝渕「元々、BIOTOPとWILD LIFE TAILORのディレクター迫村が坂田さんと面識があったことで、お声がけさせていただきました。僕も迫村もArchive & Styleの世界観が好きで、坂田さんのヴィンテージの知識や物づくりのアイデアにも興味があったのですごく楽しみでしたね」

坂田「BIOTOPさんというお店を考えたときに、例えばキレイなパンツやスカートを上品なシルケットのTシャツと合わせてもつまらない。であれば、ハズシや抜け感やのあるアイテムの方がセレクトショップとしての幅の広さや楽しさが生まれるのではないか。そんなテーマから物づくりが始まりました。当初はデッドストックや古着のTシャツを展開したいという話もあったのですが、クオリティの高いデッドストックや古着を安定して展開するのはちょっと難しい。でも、本気でアメリカで物づくりができたら面白いかもと。そこで生まれたのがこのコラボTシャツです」

2019年4月に初めてリリースされたArchive & Style FOR BIOTOPのコラボTシャツ

アメリカ製に拘り完成したポケットTシャツは、サイズレンジを広めユニセックスで着られると評判を呼び完売。翌年には新色を加えて第二段を、そして今年も第三段を発売するほどの定番シリーズとなりました。

溝渕「性別や年齢を問わず幅広い層のお客様にご購入いただいております。それまでのBIOTOPでは見られなかったアイテムでしたので、すごく新鮮に感じていただけたと思いますね。これまでのスタイルにプラスワンのイメージで着用してもらっています。今年の夏は定番の黒と白に加え、ユーロヴィンテージとして注目されているスイスミリタリーからオフベージュとブルーグレーを新色として展開しました」

アメリカ製らしい粗野なコットンの質感をはじめ、丸胴のボディや90年代に見られたすくい縫いのステッチワークなど、各所に坂田さんの拘りを感じる仕上がり。その後、同シリーズのアイコンとなっていくオリジナルのミルスペックネームも胸ポケットに配されています。

こちらはデザインソースとはなったヴィンテージのミリタリーTシャツ。(坂田さん私物)

坂田「BIOTOPさんには、様々なブランドの良いTシャツが数多くあると思うのですが、日本での物づくりとは明らかに方向性や原料が違う、アメリカ出自というルーツの異なるアイテムであるならば絶対に価値があると考えてこのモデルを作りました」

ミリタリージップフーディでは WILD LIFE TAILORさしさも体現

“坂田さんのアイデアをアメリカ製で体現する”というコンセプトのもとに誕生したTシャツは、古着やヴィンテージでもなく、他のブランドでも類をみない新たなアイテムとしてその地位を確立ことができました。

そして今年の春には、満を持してWILD LIFE TAILORとのコラボレーションも始動。BIOTOPとのコラボTシャツを踏襲したアメリカ製のミリタリージップフーディです。

溝渕「ここ最近の古着ブームという時代の流れやWILD LIFE TAILORのお客様に本物志向の方が多いということがきっかけでした。いわゆるレプリカものは要らないけど、新しいデザインで物づくりの背景を感じるものにすごく敏感なお客様が多いんです。それならやはり坂田さんにお願いするしかないなと」

坂田「おうち時間が増えたタイミングだったで、イメージは気の利いたスウェット素材のワンマイルウェアです。ただスウェットパーカでも圧倒的にプルオーバータイプが多かったので、あえてジップアップ仕様にしました。どうしてもスウェットアイテムは着続けるとヘタれてきてだらしなく見えてしまう。それが嫌だったので張り感のジップパーカに仕上げました」

溝渕「WILD LIFE TAILORでは初となるArchive & Styleとのコラボアイテムでしたが、お客様はもちろん、スタッフたちからの要望が多かったことに加え、BIOTOPとは違ったスウェットという点でもかなり反響がありましたね」

ARMYを新解釈した“AR”のフロントロゴ。張り感に拘った14オンスという厚手の生地。今回も採用されたオリジナルのミルスペックタグ。さらには丸みを帯びた現代的なシルエットと単なるレプリカには留まらないWILD LIFE TAILORならでのジップフーディ。こちらにも坂田さんの物づくりの精神が存分に内包しています。

今作は稀少なデッドストックのミリタリーパーカからインスパイア。(坂田さん私物)

坂田「まず、WILD LIFE TAILORさんなので無地よりはプリントかなと。ただ溝渕さんの仰る通り、レプリカのようなド直球過ぎるものでなく、バックボーンをしっかりと感じてもらえるロゴをプリントしました。各所まで拘ったディテールワークもそうですが、奇をてらわないバランスの良いデザインも特徴的だと思います」

そして、Archive & Style for WILD LIFE TAILORのスウェットは、今季さらなる進化を遂げました。vol.2では、10月に発売されたばかりのスウェットの新シリーズ、さらには間もなくリリース予定のニットについて坂田さんにお伺いします。

vol.2へ

2021年11月12日 Category : EVENTPAGE TOP